外構工事で失敗しないための適切な打合せのタイミング
マイホームの建築、外構工事を検討している方へ
「どのタイミングで外構のことを考えるべき?」
「住宅のことでいっぱいで外構は後回しになっている…」
「外構をどのようにすればいいのか分からない…」
「外構のことを誰に相談したらいいのかわからない…」
このような、お悩みはないでしょうか。
今回は、外構の打合せを
スタートするタイミングはいつがいいのかをお話します。
ライト造園にご依頼頂いた場合の
お問合せ~外構工事着手までの流れを
簡単にご紹介します。(一般的な新築住宅の場合)
お客様から、お問合せや外構プランの依頼を頂いた場合
まずは【現地へご訪問・現地調査・ヒアリング】を行います。
建築工事と外構工事は
とても密接な関係にあるため
一度、建築図面をお預かりします。
社内での設計検証と訂正を経て
【プラン図・お見積りの作成】をします。
そこから、お客様に1回目の【プレゼンテーション】をします。
現地調査からプレゼンテーションまで
1週間~2週間程、お時間をいただきます。
初回のプレゼンでお客様からの概ねの信頼を頂ければ
その後は、1週間程の間隔で打合せを重ね
デザイン更新を2~3回程度行い
【外構プランの確定→契約→実施設計→着工】という流れになります。
つまり、お問合せ→着工まで
最短で1ヶ月半~2ヶ月くらいは必要です。
ライト造園では
「遅くても工事を始めようとする2ヶ月前には私たちにご相談ください」
と、お伝えしています。
2ヶ月前というのは
あくまで最低限の期間になりますので
可能な限り早めにお問合せください。
時間に余裕をもって
プランニングをスタートしましょう!
「どんなお家であっても、外構工事を着工する
2~3ヶ月前に外構デザインを依頼すれば、それでいいのか?」
について、実際にあったエピソードをお話します。
「このたびマイホームを新築し、外構に取り掛かりたいのですが…」
と弊社にお問合せ下さったA様のお話です。
A様は
予算300万円の範囲内で、よりよい外構デザインの家にしたい
とご希望でした。
お問合せいただいたのは建物完成の4ヶ月前です。
先ほどの話からすると、余裕のあるタイミングです。
ですが、現地調査に行くと困惑してしまいました。
「もっと早くライト造園に相談してもらいたかった…!」
A様邸の土地は
隣地境界線から建物までの距離が近く
土地に高低差もあったため
擁壁(斜面の崩壊を防ぐための土留め)
が必要な敷地でした。
が、擁壁が作られていない状態で建築工事が進んでいて
斜面ぎりぎりの位置で家がほとんど完成している段階でした。
そのタイミングから擁壁を作るにも
現場状況から、重機を使った作業や
安全を確保しながら、余裕をもって施工するということが
非常に難しい状態でした。
強度的・法的にはクリアされていました。
ですが、このような建築工事のすすめ方は
お客様の大事な家を請け負って建築する人間としては?
と、住宅会社の担当者に疑問が残るような出来事でした。
「ハウスメーカーの着手前にご相談いただいていたら」
と思いましたが、すでに「後の祭り」。
弊社で出来る限りの仕事をし最善を尽くすのみ!でした。
結果的には、無事にきちんとした擁壁は出来ましたが
工法・施工手順が限定されたことにより費用が掛かり
A様には余計なご負担となってしまいました。
A様のエピソードは、滅多にない極端な出来事です。
多くのハウスメーカーさんや住宅会社さんは
良心的にお客様に対応される会社がほとんどなので
安心してもらっていいか思います。
弊社が普段からお付き合いさせていただいている
ハウスメーカーのご担当者様は
敷地に高低差がある場合や、いびつな形状だったりする場合は
住宅の設計段階であらかじめ弊社にご相談していただくことが多いです。
それは、アプローチ・駐車スペース・防犯プライバシー確保
また近隣地域との調和や
暮らしやすさと美観を両立するデザイン
建築事業全体のコストパフォーマンス(外構造成を含めた)
などを検討するため、外構計画を含めて
建物の配置や高さ設定、事業計画を決めていくことが重要だからです。
もし、あなたのハウスメーカー担当者様が
あまり外構の話に乗り気でない場合は
お早めに弊社にご相談下さい。
特に敷地に高低差がある場合や
変形地の場合のデザインは、ライト造園の大得意です。
建物の配置や高さ設定がとても重要なので
事前に、しっかりと外構について考えましょう。