ご自宅の防犯は大丈夫ですか?
家の外構工事を計画される際、
家の防犯について
心配をされているお客様から、
エクステリアプランナーが
ご相談を受ける機会は多いです。
そんなお客様へ、
外構面から、私たちライト造園の
回答がどのようなものかお話しようと思います。
(あまり誰にでも教えたくないのですが…(;^ω^)コソコソ)
ひと言に「防犯」といっても、
いくつかの種類に分けることが出来ます。
①外からの視線を遮り、
家の中やプライベートを覗かれないようにする、
プライバシー防犯
②家の外にある家財が
盗まれたり傷つけられるのを防ぐ、
敷地内防犯
③強盗などから家人・家財が
被害を受けないようにする、
住宅内防犯
「防犯」という漠然として
範囲の広いテーマなどは、
「種類分け」をすることで
目的と手段を明確に認識し、
より有効な防犯方法を検討することが出来ます。
まずは①プライバシー防犯について
外構エクステリアで
プライバシー確保を
確保しようとする場合、
一般的に目隠しフェンスを使い、
敷地外からの視線を360°遮るという
方法を考えつかれることが
多いのではないでしょうか。
広大な敷地の一軒家であっても、
一般的な住宅街の家であっても、
外構エクステリアで、敷地外からの視線を
360°遮るというのは可能ですが、
たいへんコスト高になります。
例えば、
面積≒50坪・10m×16.5mの敷地で、
敷地境界線3方向43mを、
高さ1.8mのメートル単価7万円の
アルミ製目隠しフェンスで囲うとすると、
301万円が必要になります。
また、目線を隠す高さの
フェンスや塀で囲った場合、
ご近所に威圧感を与えたり、
住人自身も自宅の窓から外を見た時や、
庭で過ごす時に、
窮屈さや圧迫感を感じてしまいます。
その上、悪意をもって
プライベート空間を覗こうとする人に対しては、
フェンスで隠しきるのは、
ほぼ不可能でしょう。
お客様のご要望や、敷地条件、
ご予算によって、
ベストの選択は様々ですが、
外構エクステリアでプライバシー確保を
確保しようとするお客様に、
必ずお伝えすることがあります。
「目隠しを設置するコストは、
窓から離れるほど高くなる」
窓の室内側にカーテンや
ブラインドを設置すれば、
数千円から数万円ですみます。
窓の外側すぐ近くに、
オーニングや窓幅+αのパーティションを
設置すれば数~10万円程度。
窓から離れて
目隠しフェンスを設置する費用と比べれば、
大幅にコストカット出来ます。
「目隠しの必要性と厳重度を、
東西南北ごと・部屋ごと・窓ごとに決める!」
キッチンとバスルームとを比べれば
どちらがより厳重な目隠しが必要かわかります。
それぞれの窓ごとに
厳重度や必要性を考え、
別々の対策をする方が、
無駄のない計画が可能です。
「外構エクステリアでの目隠し度合いは、
ほどほどにする方がいい」
例えば、
- 牧場の柵
- 庭園の生垣
- 旧家の板塀
- 武家屋敷の漆喰塀
- コンビニの駐車場フェンス
- 刑務所を囲うコンクリート塀
と目隠し度合いを並べてみると、
ご自宅にふさわしいのは
どのあたりの目隠し度合いなのか、
どのくらいの圧迫感なのかが
イメージ出来ます。
刑務所を囲うコンクリート壁が
相応しい家など、今まで見たことが無いです。
「外構エクステリアでの
目隠し箇所は限定する方がいい」
例えば、坪庭つきの和室があり、
坪庭は楽しみたいが、
道行く人から和室の中が見えないように
したい場合はどうでしょう。
目隠しするのを
『和室の坪庭H1200の高さまで』と限定して、
更に和室の窓内には雪見障子を
用意できれば最高です。
素晴らしい坪庭の景色を楽しめそうですし、
道行く人からは
和室の中までは見えません。
通行人も坪庭が見え隠れして、
いい坪庭がありそうだと
楽しんでいただけそうです。
もし、あなたのご自宅の
プライバシー確保や目隠しで、
困りごとやご相談ごとをお持ちでしたら、
お気軽に弊社にご相談下さい。
必ず、何かのヒントとなるような
お話はさせていただけると思います。
防犯は家の計画でとても大切な問題です。
一度では語りつくせそうにないので
次回に続きます。
(*’ω’*)オタノシミニシテテネー