見積項目の『土工事』って何?

外構工事の見積をとったことのある方は
見たことがある言葉ではないでしょうか?『土工事』とは字のごとく、
土に関する工事のことです。

建物の工事が終わり、外構工事に入るとき、
お庭の状態は、雑草が生えていたり、
石が多かったり、水はけが悪いなど
条件が悪い場合が多くあります。
外構工事はまず、
現状のお庭を鋤取り・不陸整正をし、
フラットな状態に持っていくところから
スタートします。
また、コンクリートを打つ場合や
コンクリート平板、石張りなどの
舗装の場合、仕上がりの高さから
逆算をした高さに地面を調整しておく
必要があります。
掘削・鋤取りによって出た残土は
専門の業者に処分をしてもらいます。
掘削はユンボなどの小型重機を使用し、
残土はダンプで処分場まで運搬します。


土工事は外構工事が完成すると、
見えない部分となりますが、
金額の割合は思った以上に
大きく感じるのではないでしょうか?
敷地が広い、又は逆に工事をする部分に
重機が入れない場合は手作業となるため、
土工事の金額は大きくなります。
また、土の状態が悪く改良が必要、
古い構造物が残っていて解体が必要などの場合も
同様です。
土工事は外構工事を行う上で
基礎となる大事な工事になります。
土工事をしっかりと行うことではじめて、
暮らしやすいお庭をつくることが出来ます。

見積を作成する際、出来るだけ
お客様に分かり易い様に心がけて
項目や表記をしていますが、
特に形のない土工事はお客様にとっては
イメージのしづらい部分なので、
打合せの際にもよく質問をいただきます。
聞かれることが多かった項目は
以下の通りです。
会社によって表示は様々ですが、
似た表示が多いのではないかと思います。
これから外構工事を検討される方、
まさに今、外構工事の見積書と
にらめっこをされている方は是非、
参考にしてみてください。

■やり方・安全管理費
   施工範囲や高さなどの墨だし作業、
   養生費など
■小型重機・ダンプ使用費
   掘削を行うための小型重機使用費、
   残土や材料を運ぶためのダンプ使用費
■鋤取り・不陸整正工事
   地盤を仕上げに合わせて高さ調整、
   敷地の凸凹をなくす作業
■残土処分費
   掘削・鋤取りによって出た
   残土を処分する費用
■土間型枠工事
   土間コンクリートを打つ際の
   留めの枠を組む工事
   (バラシ作業も含む)
■下地コンクリート工事
   コンクリート平板、石貼り、
   インターロッキング、洗い出しなど、
   化粧の仕上げをする際に
   下地として打つコンクリート。
   仕上げ材の厚みを考慮して、
   下地コンクリートの厚みを変えます。
■見切り工事
   砕石と真砂土、砕石とカラー砕石など、
   固まらない材料(動く材料)同士が
   隣り合う場合、お互いが
   混ざり合わないように区切りを
   つけます。
   ピンコロ石・縁石・レンガ・
   セメントレンガ・エッジ材などを使用します。
■会所桝調整
   敷地内の汚水・雨水排水の桝は、
   外構工事開始時高めの位置にあります。
   外構工事の仕上がり高さに合わせて
   桝のパイプをカット、又は嵩上げをし、
   調整していきます。

最近、山本の息抜きブログが多かったので、
久しぶりにまじめなブログです☺
外構工事はお家の情報と違い、
あまり情報の発信がない工事です。
知らない事、分かりにくいことが
多いと思います。
建物に比べると安い工事ですが、
それでも大きな買い物です。
何にお金がかかっているのか、
きちんと納得した上で信頼できる会社に
工事を依頼してくださいね☺

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