~地下支柱で安全に美しい植栽を~
2021年8月4日
地下支柱って何?
と感じる方は多いと思います。
地下支柱は地中で樹木を支え、
倒木防止対策として
町中の花壇や、
街路地などに使われることがあり、
普段の生活では
見ることのないものです。
実はお家の近くの公園にも
使われているかもしれません。
今回、某こども園で
根鉢を安全に支える技術と
樹木を生育させる技術、
景観性の良さを備えた
地下支柱を使用することになり、
施工をしてきました。
そんな、陰ながら樹木を支え、
景観を良くしてくれる地下支柱の
特徴と、施工風景を
お伝えしていきます。
今回植栽する植物の
根鉢は小さいため、
Sサイズの地下支柱を使います。
地下支柱のサイズに合わせ、
φ750程度の大きさで
深さ35センチほど掘りました。
しっかり土壌改良されていたため
ハツリ機を使って
掘っていきました。
かなり重労働でした。
ピッタリ入りました。
地下支柱が入れば
横打式スライドアンカーを
ハンマーでしっかり
打ち込んでいきます。
次に、地下支柱が
少し埋まる程度、埋め戻します。
ここで植物を地下支柱に
固定していきます。
この時、根鉢や植物の根の
損傷や、ベルトによる首絞めに
注意し設置します。
ここからは通常の植栽と
同じです。
少しつつきながら
埋め戻していきます。
水極めをするために
水鉢を作ります。
最後に水極めをし、
地下支柱の器具が
隠れるよう埋め戻し、
整地すれば完了です。
地下支柱を入れたため、
地上部は自然体のまま
植栽することができました。
樹木は養分や水分を
吸収するために根を出します。
中でも特に細かい根は
その吸収量が多く、
樹木の活着に
大きな影響があり、
活着させるために
発根を阻害してはいけません。
そういった面でも
地下支柱はとても役立ちます。